みなさまに愛される海苔とお茶を
このたびはご来店ありがとうございます。
海苔もお茶も、健康を維持するための豊富な栄養に富んだ日本の常備食です。
長い歴史とともに、品質の良さとおいしさを維持すべく努力を重ねてまいりました。
海苔やお茶が、毎日の食卓を飾り愛され続けますようこれからも精進してまいります。
株式会社金子海苔店
代表 金子俊秀
「かねこ」のなりたち
江戸期から継承の流れ
当社金子海苔店は、慶応2年(1866年)
初代 孫右衛門により創業されました。
当時から江戸前の海苔は、将軍家に献上されるほど味と品がよく、
大森海岸は海苔の一大産地でした。
二代目安蔵のときに、
お客様にお届けする直前に海苔を焼いてからお届けすることを始めました。
そういう意味で、元祖焼き海苔の発祥といえます。
その流れを三代目岩治、四代目佐十郎が継承し、
焼き海苔、乾海苔販売に尽力して現在の当主は五代目となります。
そして、昭和25年築地市場外に支店を開設しますと、
有名寿司店様からのご贔屓をいただくこととなりました。
もともと海苔問屋でしたが、
お客様からのご要望で小売をはじめましたところ、それが定着いたしました。
それとあわせて、静岡や鹿児島のお茶発掘開発にのりだし
売り出しましたお茶がとても評判をいただき、
銘茶と海苔を販売する「かねこ」を出店して
今日にいたっております。
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1927年(昭和二年)10月30日、寶親丸にて大観船式に出航の様子。
大森呑川河口に於いて撮影されました。
かねこの海苔
江戸末期から継承される焼きの技
海苔づくりにかけた情熱と焼きを入れるためのくふうを重ね、150有余年脈々と受け継がれた焼き海苔の技。
江戸時代から続いた東京大森の海苔生産は、1964年の東京オリンピック開催に伴う沿岸開発の流れとともに問屋へと移行していきました。
そこで金子海苔店では、焼き海苔の元祖として得意であった海苔に的確に焼きを入れたり、加工を施したりする技が磨かれ継承されていきました。
素材へのこだわり
当店が大事にしているのが、海苔素材の品質へのこだわりです。
冬のはじまりから終わりにかけて始まる海苔の仕入れ。
佐賀の有明、瀬戸内、三重や千葉など、上質な海苔が採れる産地に足を運び、最高品質の海苔を見極めて選ぶ労を惜しみません。
極みの焼き
産地で上質なものを選ぶことにこだわり選ばれた海苔は、
熟練した工場の職人によってさらに選別されます。
そして、秘伝の製法で一枚一枚焼き上げられていきます。
慎重繊細に加工を施すその時に使用されるのは、
炭火の火加減と風合いを意識した独自の赤外線ラインです。
「かねこ」が自信を持っておすすめする海苔は、香り高く、滋味豊かです。
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